前立腺肥大症
前立腺肥大症とは?
前立腺は男性特有の臓器で、膀胱の出口部において尿道を取り囲む形で存在します。
正常はクルミ大といわれ約20g(ml)ほどの大きさですが、加齢とともに大きくなることで尿道が圧迫されて、さまざまな排尿トラブルをきたします。
主な症状
・夜間に何回かおしっこに起きる(夜間頻尿)
・勢いがない(尿勢低下)
・尿が途切れてしまう(尿線途絶)
・おしっこを出した後も残っている気がする(残尿感)
・おしっこの回数が多い(頻尿)
・おしっこが出づらい(排尿困難)
・漏れる(尿失禁)
などです。ただこれらの症状は、前立腺肥大の程度(大きさ)とは相関せず、ものすごく肥大した方でも症状がない方もいれば、さほど肥大はひどくないのに症状を強く感じる方もいます。
正常はクルミ大といわれ約20g(ml)ほどの大きさですが、加齢とともに大きくなることで尿道が圧迫されて、さまざまな排尿トラブルをきたします。
主な症状
・夜間に何回かおしっこに起きる(夜間頻尿)
・勢いがない(尿勢低下)
・尿が途切れてしまう(尿線途絶)
・おしっこを出した後も残っている気がする(残尿感)
・おしっこの回数が多い(頻尿)
・おしっこが出づらい(排尿困難)
・漏れる(尿失禁)
などです。ただこれらの症状は、前立腺肥大の程度(大きさ)とは相関せず、ものすごく肥大した方でも症状がない方もいれば、さほど肥大はひどくないのに症状を強く感じる方もいます。
検査
基本は、問診(排尿アンケート)・尿検査・尿流測定(おしっこの勢いの検査)・超音波検査(残尿の確認・前立腺サイズの測定)・直腸診などです。特に尿流検査は大事な検査で、現在の排尿状況(1回の排尿量・勢い・排尿時間など)を確認することができます。これらは全く痛くない検査ですが、採血は必要となります。PSAという前立腺癌の腫瘍マーカーの確認を行うことが目的です。
治療
内服治療が基本となります。お薬も数種類あり、飲み始めたお薬が合わなかったり効果がない場合は、別のお薬に変更することで効果がでることがあります。またお薬を2~3剤組み合わせて内服していただくこともあります。前立腺肥大症は男性ホルモンの関与が指摘されており、生涯症状が続きます。ですから基本的には内服も続ける必要があります。内服の継続が困難であったり、比較的若い方や内服薬での効果が得られない場合、健康状態(体力的問題・年齢)を考慮したうえで、手術をお勧めします。
早期の治療で速やかな症状の改善を得ることが期待できる病気です。最近は糖尿病・高脂血症など生活習慣病との関連も指摘されています。歳のせいとあきらめず、一度相談にいらして下さい。
早期の治療で速やかな症状の改善を得ることが期待できる病気です。最近は糖尿病・高脂血症など生活習慣病との関連も指摘されています。歳のせいとあきらめず、一度相談にいらして下さい。