膀胱炎
膀胱炎とは?
尿道の出口から大腸菌などの細菌が膀胱内に感染しておこる炎症性の病気です。
感染する主な原因として、普段からトイレを我慢する時間が長かったり、疲労やストレスで免疫力が低下していたり、脱水状態であったりと様々です。症状が軽い場合、水分摂取のみで軽快してしまうこともあるため、わざわざ病院を受診されない方もいますが、それは危険です。膀胱炎の場合、基本的には発熱しないため安易に考えがちですが、適切な対応をせずに放置してしまうと、高熱や腰背部痛を引き起こす「腎盂腎炎」に進展してしまう可能性があります。
- おしっこをするときの痛み(排尿時痛)や違和感
- トイレの回数が多い(頻尿)
- 排尿後スッキリしない(残尿感)
- おしっこが濁る
- おしっこに血が混じる(肉眼的血尿)
感染する主な原因として、普段からトイレを我慢する時間が長かったり、疲労やストレスで免疫力が低下していたり、脱水状態であったりと様々です。症状が軽い場合、水分摂取のみで軽快してしまうこともあるため、わざわざ病院を受診されない方もいますが、それは危険です。膀胱炎の場合、基本的には発熱しないため安易に考えがちですが、適切な対応をせずに放置してしまうと、高熱や腰背部痛を引き起こす「腎盂腎炎」に進展してしまう可能性があります。
検査・治療のご案内
問診と尿検査を行います。泌尿器科では尿沈渣といってさらに詳しい尿検査を行います。尿中の白血球と呼ばれる細胞を認めることで尿の感染の有無を調べます。当クリニックではより短時間で尿成分の分析が可能な全自動尿中有形成分分析機を導入しており、より正確な診断が可能です。
膀胱炎と診断した場合、治療の基本は「飲水」と「抗生剤の内服」です。その患者さんに有効だと思われる抗生剤を処方させていただくのですが、時としてその抗生剤が有効でない場合があります。どの種類の抗生剤が有効であるのかを調べる目的に、細菌の種類を調べる尿培養検査を行います。結果が出るまでに5日~7日程度かかります。これは非常に大事な検査で、普通の抗生剤が効かない大腸菌(耐性菌)や大腸菌以外の細菌が原因であった場合に、適切な抗生剤の選択が可能となります。より正確な尿検査のためには、正しく採尿することが大切です。尿の出はじめは採尿コップに入れずに(約50~100mlほど)破棄していただき、途中の尿(中間尿)を採取して下さい。おしっこをがまんできない場合や量が少ない場合は、その限りではありません。
膀胱炎と診断した場合、治療の基本は「飲水」と「抗生剤の内服」です。その患者さんに有効だと思われる抗生剤を処方させていただくのですが、時としてその抗生剤が有効でない場合があります。どの種類の抗生剤が有効であるのかを調べる目的に、細菌の種類を調べる尿培養検査を行います。結果が出るまでに5日~7日程度かかります。これは非常に大事な検査で、普通の抗生剤が効かない大腸菌(耐性菌)や大腸菌以外の細菌が原因であった場合に、適切な抗生剤の選択が可能となります。より正確な尿検査のためには、正しく採尿することが大切です。尿の出はじめは採尿コップに入れずに(約50~100mlほど)破棄していただき、途中の尿(中間尿)を採取して下さい。おしっこをがまんできない場合や量が少ない場合は、その限りではありません。
予防
膀胱炎の予防には「清潔を保つ(細菌を侵入させない)」「おしっこを無理に我慢しない(細菌を増殖させない)」「十分な休養をとる(抵抗力を保つ)」ことが大事です。女性の場合、性交時に感染することが少なくありません。膀胱炎既往がある方や膀胱炎になりやすい方は、十分な飲水をして、性行為後は必ず排尿する習慣を心がけて下さい。普段の生活習慣に気をつけていただければ、十分に予防は可能ですが、それでも膀胱炎を繰り返す(1年に3回以上)ような場合、ほかの原因(尿路に結石を合併している・おしっこを出しきれずに残尿が多いなど)があることがあります。
たかが膀胱炎とあなどることなく、「もしかして膀胱炎?」と思われた場合は是非受診されることをお勧めします。
たかが膀胱炎とあなどることなく、「もしかして膀胱炎?」と思われた場合は是非受診されることをお勧めします。